溶血性貧血とは
溶血性貧血とは、赤血球に結合する自己抗体と呼ぶ物質ができて、
赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血です。
日本では比較的頻度が少なくて、あまり見られない貧血です。
赤血球の通常の寿命は
120日ですが、溶血性貧血になるとわずか
10日程でなくなったり、血管の中などで赤血球が破壊されて起こるものです。
溶血性貧血にはいろいろな病型があり、原因もさまざまです。体温付近で抗体の結合が強いものを温式、低温で結合が強いものは冷式と呼ばれています。
溶血性貧血は、自分の赤血球と反応してしまう自己抗体ができることによるのですが、なぜそうなるのかはまだ明らにされていません。
症状がひどくなると、臓器の摘出などを行わなければならない場合もありますので、
症状が軽いうちに医師の指示で貧血を改善していくことが必要です。
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